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ヤマト運輸ねぶた実行委員会

綱館(つなやかた

作: 北村 隆




羅城門で鬼人茨城(いばらき)童子(どうじ)の片腕を切り取った渡辺(わたなべの)(つな)がそれを(から)(ひつ)に入れ、物忌みして誰にも会わず固く門を閉じている所へ伯母の真柴(ましば)が訪ねてきた。一度は拒絶したが肉親の愛に負けて招きいれる。

酒宴ののち、思い出に鬼の腕を見せて欲しいと頼まれ仕方なく承知する。

伯母は隙を伺って腕を奪うや、たちまち悪鬼の正体を現し腕を掴んで黒雲と共に飛び去る。

実は伯母は羅城門で腕を切り取られた茨城童子であった。

新古演劇(しんこえんげき)十種(じっしゅ)』に選定されている。

 

 


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