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私たちのねぶた自主製作実行委員会

一寸法師(いっすんぼうし

作: 私たち一同

　「一寸法師」の原形は、御伽草子の中に書かれている話である。身の丈は一寸（約３センチ）、針で作った刀やお椀の船、打ち出の小槌等の設定は大変有名である。また、小さな一寸法師が繰り広げる冒険劇は、読む人に高揚感を与え、現代にも続く名作となっている。

　今題材は、その一寸法師のクライマックスである、鬼との格闘場面である。お姫様を守るため、果敢に鬼に立ち向かう一寸法師。鬼に飲み込まれてもあきらめず、針の刀で腹やのど、鼻をちくちく刺して攻撃。とうとう鬼は「こりゃたまらん」と山の奥へ逃げて行ってしまう。

　一寸法師のように、たとえ小さな存在でも、勇気をもって何事にも挑戦する姿勢は、私たちも大いに学ぶ生き方ではないだろうか。