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青森市役所ねぶた実行委員会

主従(しゅじゅう)(きずな)~ 牛若丸(うしわかまる)弁慶(べんけい

作: 福士 裕朗




 幼くして比叡山(ひえいざん)に入山した弁慶(べんけい)。手の付けようもない乱暴者で学問もできず、ついに寺を出てしまう。やがて1000本の刀を手に入れることを思いつき、武者狩りを繰り返し、999本まで集めた時に1000人目に出会ったのが、(うし)(わか)(まる)であった。

 幼いころから鞍馬山(くらまやま)に預けられ修行をしていた牛若丸。ある日、大天狗が現れ、源義朝(みなもとのよしとも)の子であることを知らされた。以来、父の仇を討つために鍛錬を重ね15歳の時にそっと寺を離れ、京都へ向かった。

 そこで、武者狩りをしていた弁慶と五条(ごじょう)大橋(おおはし)で出会う。刀をめぐって戦うも、軽やかに立ち振る舞う牛若丸に大薙刀を振るう弁慶はいとも簡単に躱されてしまう。とうとう、弁慶は牛若丸に降参し平家打倒の共通目的もあることから、弁慶は牛若丸の家来となった。

 以来、2人は平家打倒の合戦に臨み、最後に奥州で最期を迎えるまで一心同体の関係を続けた。

このねぶたは、主従の深い「絆」が芽生えた五条大橋での出会いの場面を表現したものである。

 

 

 


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