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日本通運ねぶた実行委員会

牽牛(けんぎゅう)織女(しょくじょ) (あま)(がわ)

作: 林 広海




 昔々、(てん)(てい)という神様が星空を支配していた頃、天の川の西岸に、織女という天帝の娘が住んでいました。織女は機織り(はたおり)が大変上手でよく働きました。

 一方、天の川の東岸には、牛飼いの牽牛という青年が住んでいました。牽牛もまたよく働く良い青年でした。

 天帝は働き者の二人の結婚を認め、牽牛と織女は夫婦となりました。

 ところが、二人はそれ以来、毎日遊んで暮らし、仕事をしなくなってしまいました。

 このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離し、1年に1度、7月7日の夜だけ天の川を渡って、会うことを許しました。

 その日はカササギが飛び交い、二人のために天の川の上に橋を作ります。

 今でも二人は、7月7日に会えるのを楽しみにして、天の川の両岸で星としてまたたいているとのことです。

 

 ねぶた祭の起源は、この七夕祭りの灯籠流しの変形であると言われています。

 


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