に組・日本風力開発グループ
鍾馗
作: 北村 隆
唐の六代皇帝玄宗が病に臥していると、高熱の中で夢を見る。
宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、
小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。
玄宗が大鬼に正体を尋ねると、
「自分は終南山の鍾馗。高祖皇帝は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げた。
夢から覚めた玄宗は病気が治っていることに気づく。
のちに邪気避けや疫病避けに鍾馗図を家々に飾る風習が生まれたという。
コロナが早く終息することを願う。