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あおもり市民ねぶた実行委員会

雷公(らいこう)電母(でんぼ)

作: 北村 麻子




雷公と電母は雷電を司る神。

雲を起こし、雨を降らせる役目を持つ。

また雷公は罪を罰し悪を懲らしめる神で、悪事を犯した者に雷を落し、雷の音を高々と鳴り響かせ連鼓(れんこ)の音に合わせて雷鳴(らいめい)を轟かせ、その雷公の妻であるとされる電母は手に持つ2枚の鏡により発する光を交差させ電光を発生させた。

その2枚の鏡より発する光は片方が罪人(ざいにん)の居場所を照らし、もう片方は人間に化けたけものの正体をあばく光だという。

場面は、この世にまん延し、人々を苦しめる疫病(えきびょう)を罪人に例え、それを見つけ出し、懲らしめる雷公と電母の姿である。

雷公・電母のご加護により、1日も早く子供達が安心して過ごせる世になる事を切に願う。


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