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県庁ねぶた実行委員会

朝比奈(あさひな)三郎(さぶろう)閻魔(えんま)

作: 大白 我鴻




 朝比奈(あさひな)義秀(よしひで)は鎌倉時代初期の武士。和田(わだ)義盛(よしもり)の三男で、朝比奈(あさひな)三郎(さぶろう)と称した。名字は安房国(あわのくに)朝夷(あさひな)郡に由来する。

 建暦(けんりゃく)三年(1213年)の和田合戦では一族と共に奮戦し、その剛勇無双ぶりは神のごとく、朝比奈(あさひな)三郎(さぶろう)と戦って死を免れるものはないといわれるほどであった。

 このねぶたは、地獄へ送る人々を求めて六道(ろくどう)(つじ)に出ていた閻魔大王が、偶然出くわした朝比奈(あさひな)三郎(さぶろう)を地獄へ落とそうとする場面であり、一心不乱に責める閻魔大王と威風堂々たる朝比奈(あさひな)三郎(さぶろう)を描いたものである。


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