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サンロード青森

本能寺炎上 「森蘭丸と安田作兵衛」

作: 千葉 作龍




将軍(しょうぐん) 足利(あしかが)(よし)(あき)の代。

(てん)(しょう)十年(1582)六月二日未明。

「敵は本能寺にあり!」

織田(おだ)信長(のぶなが)家臣(かしん)明智(あけち)光秀(みつひで)による突然の謀反(むほん)であった。

明智(あけち)三羽(さんば)(からす)の一人安田作兵衛は、信長目掛け攻め入るが、

信長の側近である森蘭丸の(やり)(はば)まれる。(ねぶたの場面)

 

「もはやこれまで」と信長は寺に火を放ち自害して果てた。

時に、信長歳四十九、天下(てんが)一統(いっとう)を目前にしての最期(さいご)であった。

 

人間(にんげん)五十年 下天(げてん)(うち)を (くら)ぶれば (ゆめ)(まぼろし)(ごと)くなり。

 一度(いちど)(せい)()け (めっ)せぬ(もの)の あるべきか・・・・・。」

 


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