トップページ >  アーカイブ >  大型ねぶた紹介 >  マルハニチロ侫武多会

マルハニチロ侫武多会

雷神

作: 手塚 茂樹




 太古より、自然は人々に豊かな恵みと潤いをもたらして来た。
 その一方で、容赦なく天災を引き起こす、怖れの対象でもあった。
 それ故、自然には多くの神々が存在すると考えられ、雷に宿る雷神は、五穀豊穣の神として崇め祀られて来た。
 雷鳴轟き稲妻が閃光を放てば稲穂が実るとされ、落雷はオオカミに似た雷獣という妖怪が、天空からものすごい速さで落ちて起こるという。
 ねぶたは、雷獣を従え三つ巴の炎の太鼓を打ち鳴らす雷神の姿である。

 異常気象や天変地異が増加する昨今、我々は自然の怒りに自らを省み、雷神の神通力により、平穏な世が続くことを祈り願うものである。


≪ NTTグループねぶた 2014年の大型ねぶた紹介 ヤマト運輸ねぶた実行委員会 ≫
掲載画像の無断複写・転載を禁じます。