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青森自衛隊ねぶた協賛会

十和田湖伝説「南祖坊と八之太郎」

作: 有賀 義弘




 その昔、諸国を巡る修行の旅をしていた僧侶南祖坊は、ある夜夢枕で「わらじが切れた場所を永住の地にせよ」と神のお告げを受け、北へ旅を続けていたが、大きな湖の畔にたどり着いた時、わらじがプツリと切れた。
 この大きな湖は、八之太郎という若者が自らの強欲で三十三尺の竜へと変化させてしまい、その悲しみから谷川をせき止め湖を作り、そこの主として住むようになったもので、それが今の十和田湖である。
 南祖坊は、この十和田湖を永住の地にしようとしたところ、八之太郎が戦いを挑み七日七晩の戦いの末、八之太郎を敗り新たに十和田湖の主となり、のちに十和田神社に祀られることとなったのである。
 我々、青森に駐屯する陸上自衛隊は、郷土に根付く十和田湖のように地域住民に愛される部隊を目指し、「すべては、世のため、人のため」引き続き厳しい訓練に邁進し、防衛任務をはじめあらゆる任務を達成してまいります。


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