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あおもり市民ねぶた実行委員会

覇邏王・ラムセス二世

作: 京野 和鴻




 「覇邏王」(ファラオ)とは、古代エジプトの王の事である。古代エジプト第十九王朝の開祖、ラムセス一世の孫で、三代目の王「ラムセス二世」は、六十年以上ファラオの位にあり、彼の統括した時代は、エジプト帝国で、最も栄えた黄金時代であった。
 ラムセス二世は戦に強く、自らが太陽神ラーの子孫であるとして、神格化した最強の王と言われている。体格は非常に大柄で専用の強弓は王以外、誰も引く事が出来なかったと言われた優れた戦士でもあった。
 紀元前千二百八十六年のカデシュでのヒッタイト軍との戦いは決着がつかず、二十一年目にして、やっと平和条約が結ばれた。
 これを世界史で最初の平和条約と呼ばれている。
 以後、エジプトは平和に繁栄し、ラムセス二世は全土に数々の遺跡や石像などの建造物を建立した。まさにファラオの中のファラオである。
 覇・・・武力などで天下を統一すること
 邏・・・みまわる 廻る
 王・・・統治者


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