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あおもり市民ねぶた実行委員会

喝、執金剛神

作: 京野 和鴻




仏教では、須弥山の頂上に居る帝釈天が、悪魔にいたずらされて困っている人間や動物たちが居ると、その下に居る四天王に助けに行く様に命令すると言われている。
しかし、その命令をしている余裕がない時は、自づから飛んで行き、困っている者を助けに行く。この行動が「執金剛神」で、帝釈天自ら宙を飛び、二体に変身して、助けに行く。
これを、「執金剛神」と言う。
この変身が仁王である。仁王像は、「阿形」、「吁形」の一対であるのが一般的であるが、これを一体のみで表した像を「執金剛神」と呼んでいる。
怒りの表情を顕わにした「阿形」、内に秘めた怒りの「吁形」の表情を併せ持ち、甲冑に身をつつみ、悪魔のいたづらに立ち向かう「執金剛神」をねぶたで表現した。


≪ 県庁ねぶた実行委員会 2007年の大型ねぶた紹介 青森マルハ侫武多会 ≫
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