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県庁ねぶた実行委員会

遮那王(しゃなおう)鞍馬山(くらまやま)僧正坊(そうじょうぼう)

作: 大白 我鴻




 

 平安末期、源義朝(みなもとのよしとも)の九男として生まれた(うし)(わか)(まる)は、平治(へいじ)の乱で父が敗死したことにより鞍馬寺(くらまでら)に預けられ、この時の名を、毘盧(びる)遮那仏(しゃなぶつ)から取られた名で太陽を意味する遮那(しゃな)(おう)と称した。

 遮那(しゃな)(おう)は僧侶となるべく修行をするが、父が平氏(へいし)によって殺されたと知ると打倒平氏(へいし)の志を胸に抱くようになり、父の仇を討つべく、鞍馬山(くらまやま)の奥の僧正が谷(そうじょうがたに)大天狗(おおてんぐ)鞍馬山(くらまやま)僧正坊(そうじょうぼう)から剣術、兵法を教わる。

 鞍馬寺(くらまでら)では出家を強いるも、これを拒んで遮那(しゃな)(おう)鞍馬寺(くらまでら)を飛び出した。

 このねぶたは、秋の鞍馬山(くらまやま)遮那(しゃな)(おう)僧正坊(そうじょうぼう)(からす)天狗(てんぐ)から剣術を教わる場面である。

 


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