パナソニックねぶた会
元禄 水滸伝
作: 北村 蓮明
江戸時代も元禄の頃になると、平和が続き、農業の発展により、商品作物を運ぶため、町や交通も発達した。人々の生活は次第に派手になり、町人たちを中心に、浮世草子、歌舞伎、浄瑠璃、浮世絵などが栄え、自由に生き生きと活気にあふれていた。
都市には、大商人が生まれ、富を貯え、次第に力を強めていった。中には「地獄の沙汰も金次第」と吹聴する悪徳商人もいて・・・。
ねぶたは、義侠心あふれる若武者が横暴を極める悪党を許せず、地獄に乗り込み、不当な裁断をする「閻魔」を懲らしめに行く場面。
混迷続く、この世界。勇気を持って、立ち向かっていきたいと願うものである。