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東北電力ねぶた愛好会

南光坊 天海

作: 穐元 和生




 南光坊 天海は、安土桃山・江戸初期の天台宗の僧侶で、徳川家康から家光まで三代の将軍に仕え、江戸の都市計画から日光東照宮の造営まで行っている。
 天海僧正は、風水に基づいた江戸鎮護の計画を構想し、もともと風水的には地勢の良くなかった江戸を、弘法大師空海が造った平安京を凌駕するほどの風水都市に仕立て上げた。
 そのひとつに、東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北への玄武と、それぞれの方位の守り神に相応し、川、海、道、山などを配置した。この四神が揃う土地は風水で理想的な地形配置であり、四神相応(しじんそうおう)と言われ、国家繁栄と治国安泰の願いが込められている。
 この四神相応を配置し、未曾有の災いに対する復興の守護神として、祈りを唱える南光坊天海をねぶたにしました。


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