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青森市役所ねぶた実行委員会

勧善懲悪 龍神

作: 外崎 白鴻




 龍は、古来より神格化されて深い信仰を集めてきた。
 体は大蛇に似て、四本の足、翼、角、髭、猛獣や猛鳥の頭を持ち、全身を鱗に覆われているとされ、多く水中に住み、ときに天に昇り雲を起こして稲妻を放ち、雨を降らせるという。
 なかでも、龍神は龍王とも言われる龍族の王であり、海を支配する神とされている。
 わが国では、古のころより龍神は海神(わだつみ)として信仰されており、漁民の間では龍神祭あるいは龍宮祭と称して、その日は各地で沖止めをするという習わしがあるほど、海の安全を守る象徴として崇めている。
 このねぶたは、海に無法な者あらばその神通力によって懲らしめ、悟りの道に導く龍神の姿を表したものである。


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