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ねぶた愛好会

桃太郎 鬼退治

作: 諏訪 慎




 桃から生れた「桃太郎」が、お婆さんから黍団子(きびだんご)を貰って、イヌ、サル、キジを従えて、鬼ヶ島まで鬼を退治に行く物語。日本のおとぎ話の一つ。

 桃は、古来より「邪気を祓い不老不死の力を与える霊薬である果実」とされ、山奥に住む仙人にも桃は欠かせない存在であった。

 中国の西の果てにいる仙女・西王母伝説では、王母桃とは、西王母の桃を示し、「3千年に一度だけ実をつけるとされ、その実は仙桃と呼ばれて食せば長命を得る」とされている。

 桃太郎をもたらした桃は、こうした力のあるところからとも考えられる。
 物語の諸説は全国各地に多く存在しますが、このねぶたは、成長した桃太郎が、「鬼ヶ島の鬼が人々を苦しめているならば、その鬼を退治するよりない」と決意し、奮戦している一幕です。


≪ JRねぶた実行プロジェクト 2011年の大型ねぶた紹介 青森県板金工業組合 ≫
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