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張順水門を破る
作: 福井 祥司
≪水滸伝(すいこでん)の物語のひとつ≫
弱きを助け強きをくじく義勇軍の一員となった主人公が敵城に潜入するため水門をうち破る場面である。
張順(ちょうじゅん)は中国の代表的な小説「水滸伝」の中で宋江(そうこう)以下百八人の英雄の一人で、身の丈六尺五、六寸で城の練り絹のように白い肌、あだ名を「浪裏白跳(ろうりはくちょう)[水の中の白い魚]」といい水軍の頭で特に水練に優れていた。
縁あって宋江の義勇軍に身を投じ杭州城攻略戦に参戦し、西湖(せいこ)の水を潜り杭州城内に潜入しようと企て、敵が激しく抗戦する中、城内四大水門の一つ「湧金門(ゆうきんもん)」を怪力で打ち破り味方を勝利に導いた。
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