青森山田学園
閻魔王[えんまおう]
作: 塚本 利佳

輪廻転生、全ての生き物は亡くなると再び生まれ変わり続けるとされている。
生まれ変わる先が地獄なのか、極楽なのか、それは生前の行いによって決定する。
生前、悪行を働いた者が落とされる世界、地獄。
亡き者は想像を絶する責め苦にあい、もがき苦しむという。
閻魔庁で待ち構える閻魔王は亡き者を裁く十人の裁判官の一人であり、浄玻璃の鏡と人頭杖を持ち、公正な審理のもと裁きを下す。
浄玻璃の鏡は生前の全ての行為が映し出され、人頭杖は嘘を見破り、閻魔王に真を知らせる。閻魔王にはごまかしは効かず、嘘で逃れることはできないのだ。
あなたが浄玻璃の鏡の前に立つ時、果たして何が映るだろうか。
あなたは何を映したいだろうか。
清く正しい心で人生を送ることが、極楽への一歩だという。
ひとりひとりが清く正しい心を持ち合わせていれば、誰も傷つけない。
祈らずとも平和な世の中が訪れるように日々を大切にしたいものである。
人も動物も命はひとつである。
阿弥陀如来は唯一どんなに罪の重い者でも無条件で救うことのできる如来として信仰されている。どうか懸命に生きた沢山の命が極楽浄土に辿り着いていますように。見送りはその極楽浄土の世界を表現したものである。