青森市役所ねぶた実行委員会
十三の海鳴り・安東新九郎季兼、巌鬼山詣で [とさのうみなり・あんどうしんくろうすえかね、がんきさんもうで]
作: 福士 裕朗

鎌倉末期から南北朝時代、蝦夷管領 安東季長[あんどうすえなが]の三男、安東新九郎季兼[あんどうしんくろうすえかね]は、父に呼び出され、出羽の叛乱鎮圧を命じられる。
ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安東五郎季久[あんどうごろうすえひさ]に対し、天皇方と手を組み、討幕を目論む季長。
一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な時代の流れとなる。
その動乱の中、朝廷より落ち延びてきた護良親王[もりよししんのう]が、十三湊[とさみなと]に辿り着いた。
父の命により、新九郎は護良親王を丁重に受入れ、しばらくの間、行動を共にする。
ある日、二人は巌鬼山の神社に参拝に出掛け、そこで、この動乱が鎮まり、一日も早く安寧の世が訪れることを祈願する。
ねぶたは巌鬼山に住む鬼と新九郎が大自然岩木山の神に動乱終息を祈願する場面を表したものである。