あおもり市民ねぶた実行委員会

道成寺[どうじょうじ]

作: 北村 麻子



昔、奥州から熊野詣に来た修行僧安珍[あんちん]は真砂庄司[まなごしょうじ]の一人娘清姫[きよひめ]に一目惚れされた。

清姫の情熱を断り切れない安珍は熊野からの帰りに再び立ち寄る事を約束したが、安珍は来なかった。

怒り狂った清姫は髪を振り乱し大蛇となって安珍を追う。

安珍は道成寺に逃げ込み、寺の吊鐘の中へかくまわれるが、清姫は蛇へと変わりゆく己の身体を吊鐘に巻き付けついには吊鐘諸共、全てを焼き尽くしてしまったという。

この物語を元にした歌舞伎演目『京鹿子娘道成寺[きょうかのこむすめどうじょうじ]』は、女形の最高峰が演じるキャリアの集大成としても知られ、今でも多くの人々に愛され、演じ続けられている。

この題材は自身が修行時代初めてねぶたの下絵として描いた作品であり、それから十数年たった今、再び初心に立ち返ってねぶたと向き合い、これまでお力添えくださった全ての皆様に感謝の気持ちを込め制作するものである。

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