県庁ねぶた実行委員会
大虎退治 加藤清正一槍 [おおとらたいじ かとうきよまさいっそう]
作: 大白 我鴻

加藤清正は、安土桃山時代から江戸時代前期の武将。現在の愛知県西部、尾張国[おわりのくに]に生まれ、幼少の頃から羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に近習として仕えた。
体格が大きく武芸に優れており、1583年の賤ケ岳[しずがたけ]の戦いでは、敵将を打ち破る功績をあげ、「七本槍[しちほんやり]」の一人として数えられるなど、勇猛果敢な武将であった。城づくりの名手でもあり、熊本城をはじめ多くの城の建造に関わった。
1592年に始まった朝鮮出兵の折、山中に構えた清正の陣に巨大な虎が飛び込んできた。大虎は柵を乗り越え、軍馬を宙に投げ飛ばし、家臣を嚙み殺して暗闇に消えていった。
夜が明ける頃、山を取り巻いて虎狩りを始めると、深い竹藪から一匹の大虎が現れ清正に飛びかかる。清正は怯むことなく磨き上げられた十文字槍を手にし、渾身の一突きを繰り出した。