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青森自衛隊ねぶた協賛会

北方守護(ほっぽうしゅご) 玄天上帝(げんてんじょうてい

作: 小財 龍玄




東西南北を守護する霊獣である東の青龍、西の白虎、南の朱雀、そして北の玄武、、、

その北を護る霊獣、玄武を元に人格神化したものが玄天上帝(げんてんじょうてい)である。その他にも真武大帝(しんぶたいてい)等とも呼ばれ、北斗北辰信仰の客体である為(北辰とは北極星を中心とする北斗七星と周りの星々)日本へ伝来すると妙見菩薩(みょうけんぼさつ)天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)等と神仏習合し星辰信仰に大きな影響を与えた。

また北方は水に属することから水神であるともされ、その多くは髪を結わないいわゆるざんばら髪に、手には七星剣を持った裸足の姿で表される。

このねぶたは、世界各国で起きている戦争や紛争、毎年のように起きる大規模な地震や自然災害、そしてそれらに備えあらゆる事態に即応しその存在感を示さんと奮闘する第9師団の姿と、今まさにあらゆる厄災を抑え込み北東北を守護せんと身構える玄天上帝の姿を重ね合わせ、後世に残さなければならないこの国の平和と文化繁栄、そして世界平和への切なる願いを込めたものである。


≪ 青森県板金工業組合 2024年の大型ねぶた紹介 消防第二分団ねぶた会・アサヒビール ≫
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