ねぶた愛好会
大海の守護神 天妃様
作: 諏訪 慎
天妃様は媽祖(マーズー)と呼ばれ、九六〇年に中国福建省に生まれる。九八七年に二十八歳で短い生涯を閉じたと伝えられている。幼少の頃からすでに聡明で、十六歳になると自由に雲に乗り、むしろを敷いた海上を歩き、神通力を発揮。悪さをしていた順風耳と千里眼を懲らしめて従えるようになったのは二十三歳の時。特に遭難船の人命救助にその力を使っていたという。
没後、海上守護、海難救助をする神、この世のあらゆる願いをかなえてくれる現世利益の神として信仰の対象となり今に至る。
青森港の開港四〇〇周年の先駆けとして、海の安全を願うものとする。
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