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ねぶた愛好会

雪山童子(せっせんどうじ

作: 諏訪 慎




 雪山(せっせん)童子(どうじ)は、お釈迦様が前生で修行をしていたときの名前。

 昔々、童子が雪山で修行をしていると、恐ろしい姿をした鬼が不思議な詩を唱えているのを耳にしたのです。空腹であった鬼に、童子を食べることと引き替えに詩の続きを唱えてくれるよう頼むと、鬼は再び詩を唱えました。童子はこの詩を多くの人に伝えるため岩に刻み込むと、約束通り鬼の口に身を投げました。すると鬼の姿はたちまち帝釈天という神様に変わり、童子を空中で受け止め地上に降ろし、いのちをかけた修行をほめたたえたという物語です。

 


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