消防第二分団ねぶた会・アサヒビール
布引の滝 悪源太義平
作: 立田 龍宝
源 義平は源 頼朝の兄で、武名の誉れの高い豪勇であることから「鎌倉の悪源太」と呼ばれる。
騙し討ちされた父義朝の無念をはらすため、京の都で平 清盛の命を狙うが、逆に捕らえられ介錯人の難波恒房を睨むと「雷になって汝をけり殺さん」と言い残し斬首されてしまうのである。
仁安二年七月七日、清盛一行が摂津国の名瀑布引の滝に詣でたところ、一天にわかに曇り、雷神となった悪源太義平が恒房を打ち殺しに現れる。
京の都にも六波羅にも雷が落ち、多くの人々が命を失い、清盛は大般若経を僧に読経させ、義平の霊を鎮魂したのである。
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