トップページ >  アーカイブ >  大型ねぶた紹介 >  パナソニックねぶた会

パナソニックねぶた会

怪力朝比奈、北条に挑む

作: 北村 蓮明




(みなもとの)(より)(とも)の死後、妻(まさ)()の一族(ほう)(じょう)()(しっ)(けん)となり、すべての(まつりごと)(しゅ)(ちゅう)に収めていた。将軍をしのぐ勢力をもつ(ほう)(じょう)(よし)(とき)は、ことの責任を相手に負わせ、結果を自分の(かい)(ちゅう)に入れる(ほう)(じょう)(りゅう)()で、一緒に戦った仲間を次々滅ぼしていた。一方、将軍(さね)(とも)に仕える()()(よし)(もり)は、極めて信望の厚い、誠実(せいじつ)無二(むに)()(じん)であった。

建保元年、北条氏の野心に(ごう)()やした義盛が乱を起こすや、三男(あさ)()()(さぶ)(ろう)(よし)(ひで)は、父と共に幕府と北条を襲ったのである。

鎌倉三代、幾十となく繰り返された合戦の中で和田義盛の人物像を反映してか、いかにも男らしい咲く花の散る合戦であったという。

怪力で知られる朝比奈が最も勇戦する「()()(がっ)(せん)」の一場面である。


≪ 私たちのねぶた自主製作実行委員会 2016年の大型ねぶた紹介 青森市PTA連合会 ≫
掲載画像の無断複写・転載を禁じます。