パナソニックねぶた会
怪力朝比奈、北条に挑む
作: 北村 蓮明
源頼朝の死後、妻政子の一族北条家が執権となり、すべての政を手中に収めていた。将軍をしのぐ勢力をもつ北条義時は、ことの責任を相手に負わせ、結果を自分の懐中に入れる北条流儀で、一緒に戦った仲間を次々滅ぼしていた。一方、将軍實朝に仕える和田義盛は、極めて信望の厚い、誠実無二の武人であった。
建保元年、北条氏の野心に業を煮やした義盛が乱を起こすや、三男朝比奈三郎義秀は、父と共に幕府と北条を襲ったのである。
鎌倉三代、幾十となく繰り返された合戦の中で和田義盛の人物像を反映してか、いかにも男らしい咲く花の散る合戦であったという。
怪力で知られる朝比奈が最も勇戦する「和田合戦」の一場面である。
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