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県庁ねぶた実行委員会

封神演義

作: 大白 我鴻




紀元前十一世紀、人界では殷王朝の最後の王となる紂王が即位した。
紂王は名君とされていたが、その優れた資質ゆえの慢心から、神である女媧の祭儀において「女媧は人間界のどの人間より美しい」と人間と混同した不敬な詩を読んだことから女媧の怒りをかった。
女媧は千年狐狸精に紂王を陥れるように命じ、千年狐狸精は紂王の寵妃である妲己の魂魄を滅ぼし身体を奪いとり、妲己になりすまして紂王を堕落させ暴虐な政治を行わせた。
一方仙界では、新たに神界を創設する計画が進められていた。
その執行者として選ばれた姜子牙は、神界を創設するために周を助けて殷を滅ぼし、その戦いの戦死者を神に封ずる封神の儀式の司祭を務めるよう命じられる。
姜子牙が巻き起こす殷周両軍の戦いは、仙界の仙人や道士の加勢を受け、壮絶な戦乱へと突き進む。
ねぶたは、四不相に乗る姜子牙に対し、敵対する弟弟子の申公豹が白額虎に乗り稲妻を随意に走らせることのできる「雷公鞭」を駆使する場面である。


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