青森ナショナルねぶた会
斑鳩のあけぼの「聖徳太子」
作: 千葉 作龍
六世紀末飛鳥(あすか)時代、日本は大陸からの仏教伝来を巡り時の豪族蘇我(そが)氏と物部(もののべ)氏が対立、やがて皇位継承に発展しついに両者は 激突した。用明(ようめい)帝の子、厩戸皇子(うまやどのおうじ)も又仏教に帰依し、蘇我氏と共に戦い「四天王尊(してんのうそん)」の加護を得て勝利し た。(ねぶたの場面)
若き日の聖徳太子である。
皇子はやがて女帝推古(すいこ)天皇の摂政となり「冠位十二階」を定め「憲法十七条」を制定するなど中央集権国家体制をすすめ、律令国家の基礎を築いた。その後、斑鳩の里に宮を構え「法隆寺(ほうりゅうじ)」を建立、難波の地には「四天王寺」を建立した。
また外交にも力をそそぎ遣隋使を派遣し「日出ずる処の天子」と称され、今なお広く人々の尊敬を集めている。
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