日本通運ねぶた実行委員会
土岐元貞 猪鼻山の勇名
作: 林 広海
室町時代の武将、蒲生貞秀が甲斐の国の猪鼻山に陣を張った時のこと。
山の上から奇怪な哄笑が響き、数多の岩石が落ちてきた。
貞秀がこの上の寺に妖怪が出ると言うので、貞秀の家臣である土岐元貞が見て参りましょうと岩壁をよじ登った。
寺を訪ねると、身の丈が二丈程(約六メートル)もある仁王像と阿弥陀如来の化け物が相撲を挑んできた。
元貞がこれを投げ飛ばしたところ、阿弥陀仏の腹の中から骸骨がぞろぞろ出てきたかと思うと、蝶に変じ元貞にまとわりついて視界を奪ったが、豪胆な元貞は難なく難を逃れるのであった。
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