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青森県板金工業組合

毘沙門天(びしゃもんてん)吉祥天(きっしょうてん)

作: 北村 春一



 (おお)くの武将(ぶしょう)戦勝(せんしょう)祈願(きがん)をした「毘沙門天(びしゃもんてん)」は、七福神(しちふくじん)の中でも勝運(しょううん)神様(かみさま)として有名(ゆうめい)である。

仏教(ぶっきょう)では、悪鬼(あっき)などから仏教(ぶっきょう)を守る護法善神(ごほうぜんしん)一柱(いっちゅう)とされる。

一般的(いっぱんてき)によく知られている七福神(しちふくじん)紅一点(こういってん)弁財天(べんざいてん)は、かつては「吉祥天(きっしょうてん)」であった。

本来(ほんらい)毘沙門天(びしゃもんてん)夫婦神(めおとがみ)である吉祥天(きっしょうてん)とは、金運(きんうん)(ふく)様々(さまざま)幸運(こううん)(さず)けてくれるとされ、()神様(かみさま)とも言われる。

この夫婦神(めおとがみ)元々(もともと)はインドから伝来(でんらい)しており、毘沙門天(びしゃもんてん)はクラーベという(かみ)と、ヴィシュヌ(かみ)(ラクシュミの(おっと))とを()わせたものだといわれ、吉祥天(きっしょうてん)はラクシュミという女神(めがみ)であるとされる。

ヴィシュヌや敵対(てきたい)する神々(かみがみ)協力(きょうりょく)不老不死(ふろうふし)(くすり)(つく)るため(おこな)われた「(にゅう)(かい)(かく)(はん)」という創世(そうせい)神話(しんわ)

そこから様々(さまざま)なものが()まれ、ラクシュミも()まれた。

日本(にっぽん)にも「国生(くにう)み」というイザナギ・イザナミによる創世(そうせい)神話(しんわ)がある。

古代(こだい)から現在(げんざい)へ、伝説(でんせつ)内容(ないよう)人物(じんぶつ)意味合(いみあ)いも少しずつ()わりながらも、()()がれていく人々(ひとびと)(おも)いや(ねが)いは共通(きょうつう)している。

(とお)くの(こと)なる(くに)宗教(しゅうきょう)()えたものの融合(ゆうごう)作用(さよう)、その神秘的(しんぴてき)世界観(せかいかん)を「ねぶた」として(かたち)にしたのが、(りゅう)(とも)(あらわ)蓮池(はすいけ)()う「吉祥天(きっしょうてん)」と、(あく)退(しりぞ)護国(ごこく)(かみ)とも言われ(つま)(まも)(いさ)ましい姿(すがた)の「毘沙門天(びしゃもんてん)」である。


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