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"特別ねぶた"制作風景~千葉作龍~
12月下旬に完成予定の“特別ねぶた”は、薬師如来・玄奘三蔵・十二神将と合わせて14体モチーフがあります。その1体ずつを各ねぶた師が制作し、すべてのねぶたを合わせて1台のねぶたとして仕上げます。
千葉作龍さんの“特別ねぶた”制作風景
第5代名人・千葉作龍さんが担当するのは中央に配置される2体のうちのひとつ「玄奘三蔵」。
インドへ経典を求める旅に出て、過酷な道のりを「インドに達せずは東(中国)に戻ら
ず【不東(ふとう)】」という強い思いで乗り越えた玄奘三蔵の姿を表します。
イメージラフ画
2020年10月1日撮影
骨組みと電球の取り付けが終わった姿。
これが10日あまり経つと…
2020年10月13日撮影
紙貼りも終わり、墨での書割作業の途中。
ねぶたの姿がはっきりとしてきました!
これが2週間余りで…
2020年10月28日撮影
色付けも終盤に!
もうすぐ完成!?
工房で色付けが終了した 玄奘三蔵
これが、他のねぶたとともに台上げされ、灯が点されると…
完成したねぶたは色鮮やかで、迫力ある作品となっています!!
やはり、ねぶたは暗い中で灯りが点されると、活き活きとした表情となり一層美しく映えます!
鉛筆のイメージラフ画から、実際に色をまとった立体的な姿になるのを目の当たりにすると、ねぶた師のすごさが再認識できました。